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コンタクト



contact / carl sagan


天文学者が書いたSF小説。
この本の著者、carl sagan(カール・セーガン)さんは本当に宇宙を愛した人でした。
宇宙を愛し、自然を愛し、科学を愛した人です。
そのことは、彼の言葉の中から読み取れます。
この本を読むと伝わってきます。
科学の発展とは何か、その中で人類の取るべき道はどれか。
オレらが、大きな宇宙の中のごく小さな存在であることと、小さくても宇宙の一因であることを気づかせてくれる作品です。

ストーリー
宇宙人から送られてきているかもしれないメッセージ。
それをキャッチしようと、探査と研究を進める研究者エリーがこの物語の主人公。
ある日、ヴェガからの断続的な電波を受信する。
エリーが長年追い求めてきたものだ。
その電波の解析を始めるのだが、そのことが公になったとたん、政府や科学者達が介入してくる。
そして、政治や宗教、科学などを巻き込みながら、それぞれの思惑が交錯する。
そして、解析が終わってみるとそこにはあまりにも意外なものが・・。


事態は簡単なはずだったんです。
ひたすら宇宙からの電波に耳を傾け、やっとの思いでそれを発見し、解析して謎を解く。
なのに、それぞれの人間のくだらない思惑が事態を複雑にしていくんです。
現代の社会でこの物語と同じように電波を受信したら、間違いなく同じことが起こるでしょう。
その点、非常にリアルに書かれています。
リアルという意味では、著者は天文学者であり物理学者なので「科学」という部分でも非常にリアルです。
作品中にいろいろな物理や数学の公式も登場して、物理ファンのオレとしては非常に面白かったです。
物理の全く分からない人のために、分かりやすく書いてありますし、どうしても分からなくても、飛ばして読んでしまえば特に支障はありません。
オレは、宇宙や物理が大好きなので、こういった記述はすごく楽しめました。

さらに、この作品中にこめられたカール・セーガンのメッセージは痛烈ですし、優しくもあります。
人々の考えの汚さや策略なんかを描いていますが、宇宙のスケールの中ではそれがどんなに小さなものなのかが伝わってきます。
人類に対して非常に懐疑的でありながら、宇宙や科学という中で大きな希望を持って観測しています。
さあ、一緒にカール・セーガンの示す宇宙を体験しましょう。

あ、ちなみに映画化もされてます。

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監督はあの「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」シリーズのrobert zemeckis(ロバート・ゼメキス)さんです。
キャストも豪華で、jodie foster(ジョディ・フォスター)やmatthew mcconaughey(マシュー・マコノヒー)なんかがでてます。
この映画でも著者のメッセージは十分に伝わってきます。
いい映画ですよ。
まぁでも、原作の優しさには勝てないですね。
やっぱり本を読んで、人類のこと、科学のこと、宇宙のことをじっくり考えながらストーリーを追っていきたいですね。

カール・セーガン公式サイト

映画公式サイト

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