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最終兵器彼女




ちせはかわいい。
だが、のろい。
冒頭の、この一連のひらがなでやられました。
これは詩ですか?
タイトルは「最終兵器彼女」と、見た目も音も堅苦しいですが、お話の中に時々出てくる、やわらかい短いフレーズが、心に響きます。
「僕達は、恋していく」や、「ごめんなさい」など、魅力的な日本語のフレーズがいくつも出てきます。
そして、タイトルで勘違いされがちなんですが、これは「ラブストーリー」です。
優しく、胸が苦しくなるようなラブストーリーです。
キャッチコピーは、「The last love song on this little planet(この星で一番最後のラブストーリー)」。
そう、これはラブソングであり、ラブストーリーです。

ストーリー
北海道の田舎町で暮らすシュウジとちせ。
2人は付き合い始めるが、ぎこちない。
そんなある日札幌が空襲される。
そこでシュウジが見たものは、腕を巨大な武器に変え、背中から翼を生やして兵器と化したちせの姿だった。


まぁ、つまるところ、もしも彼女が最終兵器だったらってお話。
いかにもSF、アクションに発展しそうな設定ですが、そんなのお構いなし。
アクションを取り込めば、もっと読者を獲得できたのにと思うんですが、そんなこともお構いなし。
ただ、ひたすらにラヴストーリーなんです。
他の要素は、あくまでもサブ的要素。
ということで、全世界を巻き込んだ戦争の原因も、兵器としてのちせのことも、世界の状況も、全く説明されません。
そんな理不尽な漫画にも関わらず、「最彼(さいかの)」という愛称で、大ヒットした作品です。
もともとは、漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」で連載されたそうです。
そのヒットの秘密は、ラブストーリーの上質さ。
人を引き付けるキャラクター達でしょうか。

全巻セットで購入
シュウジとちせの親友の、「アケミ」というキャラクターがなんだかオレは好きでした。
それだけに、そのアケミがクローズアップされる「さよなら。」という章は、すごく切なかったです。
アニメでは「アケミ」という章ですね。

そう、アニメ化もされています。
もちろん時間の関係で、はしょられてるエピソードもありますが、基本的にはすごく原作に忠実に作られています。
アニメならではの表現もあるので、これはコミックもアニメもチェックしておいたほうがいいですよ。
ただし、終盤は全然原作と違います。
このストーリーは、「衝撃の結末!!」という点でもすごく有名なので、これはかなり勇気のいる変更だったんじゃないでしょうかね。
個人的には、どちらのエンディングも納得できました。


ちなみに映画化もされています。
こちらのほうは2時間という時間制限もあってか、キャラクターもストーリー構成も、全く原作と異なります。
原作と違うのはオレは大歓迎です。
しかし・・・・・・・・・、つまらん。
これは時間の無駄でした。
オレの2時間を返せ!
あえて収穫を挙げるとすれば、貫地谷しほり(かんじや しほり)さんがでていたこと。
あとCGが結構迫力あったこと。(しょぼいシーンもありましたけど)
前田亜季(まえだ あき)が好きなら見ておけば?くらいの作品でしょうかね。

この他にも、番外編やゲームなど、いろいろな派生物があります。
アマゾンにでも行ってチェックしてみてください。

ということで、映画はどうでもいいんですが、コミックとアニメのほうは、オニのようにおすすめです。
どちらも号泣しながら見ました。
この作品を通して、戦争の悲惨さを再認識させられました。
今日あるものが、明日も当たり前のようにあるとは限らない。
いま、やらなきゃいけないんだ。
そんなことも考えさせられました。
二人の切なく、優しいラブソングを聞いてください。

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著者:高橋しん

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